1週間で許可は出るのか【最短3日】【特車申請】【間に合わない】

東京都武蔵村山市の特車申請屋さん(運営:紺野行政書士事務所)です。

特殊車両通行許可に関するお問い合わせをいただいたときに必ずお伝えしていることがあります。
それは、申請してから審査終了まで通常1ヶ月から2ヶ月はかかるということです。

特殊車両通行許可に馴染みがない事業者様は、そんなにかかるの?!と驚くかもしれませんが、それが実情です。
すぐに許可が取れないことがわかると、申請を諦める事業者様も少なくありません。

残念ながら、この審査期間については、審査を実施する行政庁次第ですので、申請者側でできることはありませんが、現状を理解していることで後々困ったことにならないよう事前に準備することはできます。

運送会社様や建設会社関連の方はご参考にしていただければと思います。

審査期間は通常は1.2ヶ月かかるということ

やはり、申請から審査終了までは基本的に1.2ヶ月かかります。3.4ヶ月かかることもあります。
この審査期間は申請書を受理した行政庁が審査にかける時間ですから、車両と経路と積荷を変更するなどして工夫しない限りは、誰が申請するかでこれが大きく変わることはありません。

ただし、例外的に1.2週間で許可がおりることもあります。
それは申請経路に協議箇所がないときです。

審査期間は2パターンある

1.審査期間1、2ヶ月
2.審査期間1、2週間

以上、大きく2パターンありますが、

どちらのパターンに該当するかは、
申請経路に協議箇所、つまり未収録道路※があるかどうかが関係します。
協議箇所がない方が審査期間は短くなります。

※未収録道路とは

行政庁が特殊車両通行許可申請を受理して審査する際には、道路情報を確認して審査を進めます。
この道路情報はデータベースとして集約されているのですが(道理情報便覧と呼びます)、収録されている道路と、収録されていない道路があります。

この道路情報便覧に道路情報を収録されていない道路を未収録道路と呼びます。

大体の見当の付け方としては、
収録道路については、太い道路で、国道であればほぼ100%(新規開通区間は反映されるまでタイムラグがあるため)、収録されています。
未収録道路については、市町村道のような細い道路と考えてください。

ただ、厳密に申請経路に未収録道路があるかどうかは、申請書作成に着手して経路検討をする中で道路情報を確認しないとわかりません。
市道でも収録されていることもありますし、反対にさすがに収録されているだろうと考える道路が未収録道路であることもあります。

1.審査期間が1、2ヶ月かかる理由

通常、申請書を国道事務所の提出しますと、担当者が内容を確認して、
未収録道路等の協議箇所があった場合、その未収録道路に関する道路情報を持たないため、個別にその未収録道路を管理する道路管理者へ協議をかけます。

例えば、未収録道路○市道が申請経路にありましたら、申請書を受付けた国道事務所は○市に対して、
「この車両がこの道路を通るけど、許可か不許可か回答してね」という協議をかけるのです。

未収録道路を管理する道路管理者は、通行しても問題ないか、許可するならどのような条件をつけるかを厳密に審査して回答します。
未収録道路の道路管理者は複数になることもありますから、各回答が国道事務所に集約されると、国道事務所の方で回答を取りまとめて、申請者に対して許可または不許可の通知を出すのです。


未収録道路がありますと各道路管理者で個別に審査するため、そこに時間がかかるのです。

2.審査期間が1、2週間かかる理由

申請経路に、上記でお伝えした未収録道路等の協議箇所がない場合があります。
出発地から目的地まで収録道路で完結している場合、その申請については審査するための道路情報が揃っているため、国道事務所内で審査を完了させます。
したがって、協議箇所がある場合に比べて、審査期間が大きく短縮されるのです。

役所の混雑状況等の時期的な影響もありますので、絶対とは言えませんが、経験的に1.2週間で審査終了することが多いです。
弊所では、最短で申請から3日目で許可取得しています。

申請者としてはこちらのパターンを望みたいところではあると思いますが、実際は出発地や目的地付近で未収録道路を通るケースが多いです。

1週間で許可が取れるか確認する方法

結論、申請経路に未収録道路が含まれるかどうかを確認することになります。

未収録道路は傾向として市町村道であることが多いため、出発地と目的地付近で、そういった道路を通るかどうかを確認して、国道や太い道路のみで完結するなら、未収録道路は含まれず審査期間は短い可能性が高いという見方はできるのではないかと思います。

厳密には、先程お伝えした通り、実際に申請書作成に着手して、実際に経路を検討する中で道路情報を確認しないと確実なことはわかりませんので、目安としてお考えください。

市町村道の収録率について書いた記事はこちら▼
道路情報便覧:特殊車両通行に必要なデータベースとは?(見出し:道路情報便覧に収録されていない道路もある)

まとめ 審査に時間がかかる特殊車両通行許可にどう備えるか

可能であれば、早めに申請することをおすすめします。

とは簡単に言えてしまいますが、実際、それができない事業者様もいますので強くは皆様には言えません。
数ヶ月前から運行(車両と経路)が決まっている事業者様ばかりではなく、早めに申請したくてもできない事業者様も多くおられるからです。

「あと2週間後に船が港に着くからそれまでに特車許可が必要」
「急に1週間後に建築の現場で資材搬入が決まった」など、
荷主さんの都合で、迅速に動かなければならないこともあり、特殊車両通行許可のためせっかく申請しても間に合うかはわかりません。

荷主から「来週中に」と依頼されれば、来週中にトラックを走らせるしかない場面もあると思います。(断ったら次がないかもしれませんし)。
正直、100%に法令遵守しようとすると会社がまわらないと思います。

とはいえ、特殊車両通行許可を得なければならない車両が、それを得ないで運行すれば法令違反です。
違反点数が累積したりといろいろと困ったことになってしまいます。
少なくとも、可能な場合には、早めに申請することをおすすめします。

関連記事はこちら▼
申請する国道事務所によって審査日数は変わるのか【最短】【特殊車両通行許可】

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