車検登録前&ナンバーなしでも特殊車両通行許可申請する方法!大型トラックや建機の自走に必須

車検登録前&ナンバーなしでも特殊車両通行許可申請する方法!大型トラックや建機の自走に必須

東京都武蔵村山市の特車申請屋さん(運営:紺野行政書士事務所)です。

通常、特殊車両通行許可申請する場合に車検証情報(ナンバー)が必要です。
実は、車検登録した車両は行政庁でデータベースとして管理しており、例えば、オンライン申請で車検切れの車両で申請しようとするときちんとエラーが出ます。

しかし、特殊車両通行許可はナンバーがある車両にのみ与えられるわけではなく、ナンバーがない車両でも特殊車両通行許可は取得できる仕組みがあります。
※ナンバーがない特殊車両でも道路法上の道路を走るためには特殊車両通行許可が必要です。

この記事では、特殊車両通行許可申請専門の行政書士が、ナンバーがない車両で特殊車両通行許可申請する方法を優しく解説します。
特に、トラックの陸送、回送、大型建機の自走の考えている事業者様は参考にしていただければと思います。

仮ナンバー(臨時運行許可証)または回送運行許可証があれば申請可能

申請する際に

  • 仮ナンバー(臨時運行許可証)
  • 回送運行許可証(赤枠ナンバー、ディーラーナンバー)

いずれかに加えて

  • 申請車両の諸元がわかる資料(諸元表など)

以上の2点を添付して補足することで申請可能です。

仮ナンバー(臨時運行許可証)の取得方法

仮ナンバー(臨時運行許可制度)とは

仮ナンバーとは、自動車やバイクなどの車両に対して、一時的に与えられる仮のナンバーのことを指します。

自動車を道路で運行するためには自動車の登録・検査を受けていることが必要です。
しかし、車検切れの車両や登録されていない車両を継続検査・新規登録・新規検査するため運輸支局へ運行するなど道路運送車両法に定められた目的に限って自動車の一時的な運行許可を与える制度が臨時運行許可制度です。

1台につき1回限りで最大5日間しか使えない文字通りの臨時のナンバーになります。

仮ナンバー(臨時運行許可制度)が許可されるためには?目的や理由が必要

申請すればどのような理由でも許可されるわけではありません。
許可されるためには、仮ナンバーを与えられるべき目的や理由が必要になります。
下記に記載しますが、当てはまらないようであれば申請先となる市町村役場に電話して確認するとよいでしょう。

許可される目的

  • 新規登録、新規検査、車検切れのための継続検査
  • 自動車の販売を業とする者が、車両の販売や引渡しなどをするため
  • 自動車登録番号標の番号変更など

申請上の注意点

以下のような内容での申請は許可されませんのでご注意ください。

  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)が切れている。
  • 出発地・経由地・目的地がはっきりしない。
  • 荷物を輸送したり、車を移動させるだけの目的(展示場への回送や私用で乗りたいなど)
  • 販売のための試乗

仮ナンバー(臨時運行許可制度)の申請方法

申請先窓口は出発地や目的地を管轄する市町村役場になります。
必要書類は各市町村役場のHPで確認できますが、

一般的には以下の通りです。

  1. 自動車検査証・登録識別情報等通知書・抹消登録証明書、自動車予備検査証など車台番号・車名・車台形状が確認できる書類(写し可)
  2. 臨時運行期間有効の自動車損害賠償責任保険証明書の原本
  3. 本人確認書類(運転免許証等) 
  4. 手数料 1車両につき 750円
  5. 保安基準緩和認定及び特殊車両通行許可を受けている車両については、運輸局長が交付する『保安基準緩和の認定書』と道路管理者が交付する『特殊車両通行認定書』 (いずれも原本)

仮ナンバー(臨時運行許可制度)の許可期間

5日間を限度とし、運行の目的を達成できる必要最小日数になります。(自賠責保険の期間内に限る)
有効期間が満了した日から5日以内にナンバープレートとと許可証を併せて返却することになります。

回送運行許可証(赤枠ナンバー、ディーラーナンバー)について

回送運行許可は上記で解説しました仮ナンバーとは性質は似ているものの制度は異なるものです。
法律に定められた要件を満たして許可を受けた事業者が持つもので、誰でも取得できるものではありません。

特殊車両通行許可のために取得する場面はないと思いますので、簡単に制度の説明だけします。

回送運行許可(赤枠ナンバー、ディーラーナンバー)とは

上記で解説したように、仮ナンバーは1台の自動車について1運行に限り許可するものですから、自動車メーカーやディーラー、陸送業者、整備工場など、業務上、毎日何台もの自動車を輸送しなければならない事業者にとっては毎度申請しなければならず手間になります。
そこで、自動車メーカー等の事情を鑑みて手続き等の簡素化を図るため、基準を満たした事業者に対し許可を与えたものが回送運行許可制度です。

臨時運行許可(仮ナンバー)との違い

臨時運行許可(仮ナンバー)

  • 対象車両数
    申請した1台だけ
  • 許可期間
    最長5日間で必要最小限の日数(1回の運行に限る)
  • 申請先窓口
    市町村役場
  • 申請資格
    誰でも申請できる

回送運行許可(赤枠ナンバー、ディーラーナンバー)

  • 対象車両数
    何台でも使える
  • 許可期間
    5年間(何回でも運行可)
  • 申請先窓口
    運輸支局
  • 申請資格
    法律に定められた4業種のみ

まとめ

この記事では、ナンバーがない車両で特殊車両通行許可申請する方法を解説しました。

結論は、申請する際に

  • 仮ナンバー(臨時運行許可証)
  • 回送運行許可証(赤枠ナンバー、ディーラーナンバー)

いずれかに加えて

  • 申請車両の諸元がわかる資料(諸元表など)

以上の2点を添付して補足することで特殊車両通行許可申請が可能です。

もし、事業者様がナンバーがない車両(トラック、大型建機)を自走させるために特殊車両通行許可申請を検討をはじめた場合にまず、なにが必要なのか、なにから始めたらよいのか、いろいろとわかりづらいこともあると思います。
そのようなときには専門の行政書士にご相談ください。

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